エミリア・ロマーニャ州のワイン |
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イタリアの中でもワインで有名な州といえば、トスカーナ州やピエモンテ州など。 エミリア・ロマーニャ州はあまりワインの産地としては有名ではありません。 でも、ここにも安くておいしいワインがいっぱい!
モデナに引っ越してきてから知った、エミリア・ロマーニャ州のおいしいワインを紹介します。 まだまだ日本人には知られていないワインがいっぱいありますよ〜。
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+エミリア・ロマーニャ州のワインに使われている主な品種+ |
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【ROSSO 赤】 |
■SANGIOVESE (サンジョヴェーゼ)
イタリアのほとんど全土に植えられている品種。 病気に強く、あらゆる土壌に適し、収穫量も多い。
この種のワインで最も有名なのは、トスカーナ州のキャンティ。
■LAMBRUSCO (ランブルスコ)
ボローニャから西のエミリア地方の平野部で栽培される黒ブドウ。
濃いルビー色の甘口〜辛口の発泡性ワインになる。
■BARBERA (バルベーラ)
ピエモンテ州で多く栽培されている赤ワイン用ブドウ。
鮮やかなルビー色で、酸とタンニンが肉の煮込み料理に合うワインになる。
■BONARDA (ボナルダ)
ピエモンテ州からロンバルディア州にかけて多く栽培されている品種。
新鮮でやや甘みのあるワインになる。
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【BIANCO 白】 |
■ARBANA (アルバーナ)
古くからロマーニャ地方に植えられていた品種。 糖分を多く含み、しっかりした味のワインになる。
別名「マッキナ・ディ・ズッケロ(砂糖製造機)」と呼ばれる。
■TREBBIANO (トレッビアーノ)
イタリア全土で栽培されている白ブドウで、多くの白ワインの原料になっている。
■SOUVIGNON BLANC (ソーヴィニヨン・ブラン)
フランスから北イタリアに入ってきた品種。 アロマティックでなめらかなワインになる。
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+エミリア・ロマーニャ州のDOCG・DOCワイン+ |
イタリアワイン法の分類についてはこちらを参考にしてください→
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【DOCGワイン】 |
■アルバーナ・ディ・ロマーニャ
1987年にDOCGに認められた。 辛口はしっかりとした味わいで、野菜のリゾットやパスタ、魚介類のグリルに向く。 中辛口はトルテッリーニなどの詰め物のパスタ、甘味類にも合う。
甘口は果実の甘さがあり、甘味類や食後に飲むのもオススメ。
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【DOCワイン】
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■ランブルスコ・ディ・ソルバーラ
ランブルスコ・ディ・グラスパロッサ
サラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ
レッジャーノ・ランブルスコ
ボローニャから西のエミリア地方で主に生産され、辛口から甘口、スティルワインから発泡性までと種類も多い。 あまりタンニンを多く含まない発泡性の赤ワインなので、エミリア地方の脂肪分の多い料理、トルテッリーニなどの詰め物パスタや肉類の煮込み料理、パルメザンチーズなどにもよく合う。
■コッリ・ピアチェンティーニ
ピアチェンツァ周辺で造られるワイン。 弱発泡性のものから長期熟成型のワインまでが生産されているが、赤の発泡性のものが全体の90%を占めている。 弱発泡性のものは若いサラミ類、白身肉のシンプルな料理などに合う。 辛口のものは赤身肉の料理や硬質チーズなどによく合う。
■コッリ・ボロニェージ
ボローニャ周辺で造られるワイン。
白、赤ワインがあり、フリッツァンテとスプマンテが多く造られている。
■サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ
ボローニャから東のロマーニャ地方を代表するワイン。
適度のタンニンとほろ苦さが残る調和の取れた赤ワインで、サラミやハム類、ラザーニャや詰め物パスタなどに向く。
■トレッビアーノ・ディ・ロマーニャ
ボローニャからリミニまでの高速道路沿いで多く造られていて、スプマンテ、フリッツァンテもDOCに認められている。
このワインに使われるトレッビアーノ・ロマニョーロ種は麦色に輝くワインで、アルコールを感じる爽やかな辛口になる。
魚のグリルやフリット(フライ)、フリッタータ・ボロニェーゼ(ボローニャ風卵焼き)によく合う。
■コッリ・ディ・ファエンツァ
1997年にDOCに認められた。
白はトレッビアーノ主体、赤はカルベネ・ソーヴィニヨン主体で造られる。
■パガデビット
ラヴェンナとフォルリ県で造られる白ワイン。
パガデビットとは、イタリア語で「借金を払う」という意味だ。
■カニーナ
レフォスコ種主体の甘口の赤ワイン。
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